奈良県の8割は森林が占めていて、
そのためキャンプ関連が賑わっているのは知っていましたか?
今回は手ぶらでキャンプが出来る、知る人ぞ知る穴場スポット、
奈良県最東端の「御杖村(みつえむら)」にいってきました!
御杖村はどこにある?
三重県との県境...いや、ほぼ三重県に食い込んでいる小さな村、それが奈良県最東端の御杖村(みつえむら)
伊勢本街道に面していて、お伊勢巡りルートでもある歴史ある村です。
ここでは、アウトドア好きにはたまらない
キャンプ場、温泉、魚釣り、川遊び、登山、ツーリング...
童心に帰ってギャーギャー騒げる場所がたくさん!

リピーターが多く、
秘密基地的な村ですが、今回3週間滞在をしてみて見つけた御杖村をレビューします。
イイところ特集
レアな自然現象とガツンと濃い四季




水と共にある御杖村の生活
村の中心を一級河川が流れ
夏になると、蛍によるプラネタリウムかのような満天の空を眺められます。
わざわざ見に行くのではなく
御杖村では蛍も
夜空に輝く星も
どこでも見放題。
それも、キレイにハッキリとみえるほど空気が透き通っています☆彡




河川がキレイだから
いたるところで川遊びを堪能できる!
石の上によじ登ったり
川魚を釣ってみたり
ギャーギャー騒いで童心に戻れる場所が満載!




他にも、レアな自然現象である霧氷や
春には、半夏生が一面に広がる白い世界など
四季折々で変化するので
どの季節に遊びに行っても楽しめますね☺︎
珍百景番組に出た小学校がある




円柱型をしたデザイナーズ校舎
校歌作詞・作曲 【 河島 英五 】
建築デザイナー 【 AOKI JUN 】
校訓 【 至誠和協 】
建物の中央部分の空間は体育館
靴を履き替えて、体育館を通って教室まで行くという
なんとも珍しいみつえ小学校。




校舎内の移動はぐるぐるとした螺旋スロープで
授業参観にきた保護者の中には
三半規管が追いつかず、酔った感覚になる方もいるとか。




タブレットは1人1台
PCは 1人1台 以上
少人数制だからこその手厚い教育環境が伺えます。
来年には中学校と合併し、
この校舎は使い手がいなくなってしまうのだそう。
珍しいデザインに、
全国から視察をしに来る人も多いこの校舎。
築20年弱のまだ新しい施設なので
有効的に活用されますように..
道路がツルッツル
とっても整備されていて
幅広でするんっと、スムースな路面は
ドライブがしやすい!




御杖村の夜のドライブは最高です!
好きな音楽をかけながら、 少し涼しい夜風が窓から入ってきて..
スムースな道でスイスイとドライブするのはクセになるかも☆彡
と、おもいきや
さすが8割は森林が占める奈良県
スムースな道からちょっと中に入ると
いっきに森林地帯へと突入
(一般的な観光だと小道に入る必要はありません!)




路面は一気にデコボコ・ガクガク
気温は低くなり、森林の匂い溢れる空間。
JEEPなどを愛用する人にはもってこいの場所が広がります




まるでジュラシックパークのような世界に入ったようで
興奮すること間違いなし!
間伐材になる大きな木たちがビッシリ!
こんな環境を生かして
夏には、近隣村と一緒に
間伐や木製品制作などの体験イベントを開催しています。




林業さんたちと
そんなことを思っていると、
ジュラシックパークのような森で
まさに間伐中だった林業の方々にお会いしました!
太い幹がしなり倒れていくときのミシミシ音
重くドスンと倒れたときに伝わってくる地響き。
こんなに大変な仕事をしているはずなのに
ニコニコ誇らしげに自分たちの仕事を語る職人さんたち




お話をしてみて納得。
お師匠さんとお弟子さんの関係がとても良く、
お互いに冗談を飛ばし合ったりと和気藹々とした雰囲気。
いざ間伐開始!となると目の色を変えて職人気質になる
オンオフのバランスが取れたチームでした。
一緒に働く人に恵まれると、仕事って格段に楽しくなりますよね。
「大変な仕事だけど、誰かがやらなくちゃ行けない仕事」
そんな責任感をやりがいの原動力に
御杖村の林業を盛り上げていました。
仲間を募集しているみたいです。
手に職をつけたいかた、どうでしょうか?




伊勢本街道に面している
どこに行っても「伊勢本街道ルート」という看板を見ることができ
このお伊勢巡りのため、多くの人が訪れるそう。
特にオススメなのが、姫石明神




結構ワイルドなところに位置する姫石明神
あたりの色彩がいっきに緑のみになるので
今まで体感したことがないほど、自然の圧迫感を感じます。
ずーっとずーっと下ると、隣村に抜ける伊勢本街道に続きますが、
入口すぐの鳥居までが姫石明神です!
移住体験住宅がキレイ
御杖村の木材を使用して建てたモデルハウスがキレイすぎる!
移住を考えている人が泊まれる体験住宅として活用されており
完成は2019年7月末と新品ピカピカ☆彡




最新設備搭載のこの住宅は
木を基調にしていてなんとも癒やされる空間
カーテンではなく、
シャッターが搭載されているのも斬新で
シャッターリモコンの操作に少しワクワクします。




ルームライトの色の種類や明暗レベルも調整できる照明に
BBQが出来そうなバルコニーなど
引っ越したい!と思ってしまうような要素が満載☆彡




さいごに
移住者獲得競争が盛んみたいですが
移住先の決定打はなんでしょうか?
どこも自然が豊富で水やお米が美味しい..
となったら、やっぱり最後はヒト
どんなに外側が輝いていても
その土地の人達がいじわるな所には住みたくないですよね。
その村の風土が
地元人たちを育ててきたわけですから
地元人が良ければ、必然的に良い村だと判断できます。
じぶんの村人を大切にしてきた村には
素敵な人たちが多い。
それは、どんなに格好良く磨いた付け焼き刃よりも
相当、村の魅力になるはず。
住民同士が良い関係を構築してきた土地の雰囲気は
なぜかまろやかで、
育ちの良さが伝わってきます。
あとはどれだけ、日常にある魅力を再確認できるか
これは、外を知ることで初めて分かり、
初めて感謝できるものかなと。
まとめ
伊勢本街道が通っている御杖村には、
キャンプやバーベキューが楽しめる施設があるだけでなく、
是非いつかの旅行先リストへ加えてみてはいかがでしょうか?
おまけ..




キャンプ場にいったらボブスレーの達人きみちゃんに会ってみて!
この道30年の職人技で
猛スピードで頂上から駆け下りてくる様は
見ていてアッパレ気分に☆彡




原価割れメニューの提供や
練乳かけ放題かき氷など
その時、その時でメニューが変わる道の駅のレストラン。
みつえ村を離れる最後の晩餐にはなんと、
「伊賀牛」をデデーン!!!と食べさせてくれた!
別れ際に涙を浮かべてくれた同僚の方もいて
そんなのされたら、泣いてまうやろっー!!!
というような青春が詰まった3週間でした。
表面上じゃ決して無い
奥の奥まで優しい心の人たちに会いたい方は
みつえ村がオススメ♡
PS:
「理由は不明
大きさは立派
でも
人間に優しい」
みつえ村の蚊は刺しません。




集英社MOREブログでもみつえ村を紹介中!